8月29日のビットコインは小幅な値動き。
前日夜のアメリカ株式市場ではNVIDIAの決算が発表されたわけだが、決算は無事通過したものの株価は下落。これに伴い、仮想通貨を含めたリスク資産は全体的に弱含みとなった。
直近のビットコインチャート(日足)を確認してみよう。
先日200日移動平均線上から再び陥落した後、小幅な価格帯でレンジを形成。
まもなく、100日移動平均線(黄色ライン)が200日移動平均線(水色ライン)をデットクロスしつつある。
仮にこのままの価格帯が続く場合、中期目線では本格的な下落トレンドを意識せざるを得ない。
ビットコインの底値目安は?
今のビットコインには自我が無く、アメリカ株との相関が徐々に高まっている。
だからビットコインの価格はアメリカ株式市場の動向次第と言っても過言ではない。
このままアメリカ経済がソフトランディングに成功し、株式市場が大きく暴落しないのであれば、ビットコインの下値も限定的となる可能性も残されている。
その場合は今後チャートが二番底を形成したとしても、第4四半期に向けリスクオン相場が復活し、再び上を目指す展開も視野に入る。
だが逆にアメリカ経済がハードランディング・シナリオとなってしまった際には、底割れも覚悟しなければならないだろう。
この場合の下値目処となると、過去の価格帯別出来高等から言って、40,000ドル台前半あたりが一つの目安となるかもしれない。